第49回中学生名人戦は、7月14日(日)に名古屋市にて決勝大会が開催されます。
すでに全国14箇所にて地区予選会が開催されましたので、代表者とその実績を簡単にまとめましたので、本記事にて紹介させていただきます。
・第49回中学生名人戦各地区代表者とその実績
- 長男(大学1年)と次男(中3)を持つ親将(親将歴13年)
- 日本将棋連盟茨城常南支部役員 広報部長
- 千駄ヶ谷連盟道場初段、将棋ウォーズ二段
- 2022年11月から「こども将棋情報室」のサイトを運営
この記事はこども将棋情報室管理人のダイスが、実際目で確認した一次情報、ネット・SNS等で掲載された二次情報、人づてに聞いた三次情報を元にまとめました。
あくまで、個人がまとめたものですので、名前・学年・実績等情報に誤りがある可能性もあります。
参考程度に見ていただければ幸いです。
第49回中学生将棋名人戦
中学生将棋名人戦は、中学選抜選手権将棋大会、中学生将棋王将戦と並ぶ中学生3大将棋大会の一つです。
例年中学生将棋名人戦は、全国の予選会は行われず、7月に東京で開催されておりました。
昨年の第48回中学生将棋名人戦は、全国から200名の選手が参加しており、大阪の山田康太さん(中学2年)が優勝されています。
過去の結果はこちら
過去の歴代優勝者を見てみますと、第一回大会優勝者の中村修九段を始め、丸山忠久九段や屋敷伸之九段、野原未蘭女流初段など後のタイトルホルダーの棋士や女流棋士の方々も本大会で活躍されています。
今年の第49回大会より、2018年大会より協賛をいただいている大塚製薬に加え、東海東京証券株式会社が特別協賛していただくことになりました。
大会名も「東海東京証券杯中学生将棋名人戦」となっています。
また例年の東京での一斉開催から、全国14箇所で地区予選会が開催されることになり、そこで代表者となった32名が、7月14日(日)名古屋市で決勝大会を戦うことになりました。
すでに全国14箇所での地区予選会は終了しており、名古屋での決勝大会に進出する32名が決定しています。
地区予選会を勝ち抜いた32名の代表者を紹介します。
東海東京証券杯第49回中学生将棋名人戦 代表者一覧
東海東京証券杯第49回中学生将棋名人戦の代表者と主な実績をまとめました。
主な実績は、過去の中学主要大会のベスト8以上、J:COM杯ベスト4以上、小学生名人戦・小学生倉敷王将戦(高学年の部)のベスト4以上を掲載しています。
予選地区 | 代表者 | 学年 | 元奨 研修会 | 主な実績 | 2024年 中学選抜代表 |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | 渡辺 悠生 | 2 | 〇 | ||
北東北 | 鎌田 睦夫 | 3 | |||
梅内悠登 | 3 | 東北研修会C1 | |||
南東北 | 三浦 寛人 | 3 | 東北研修会B1 | 〇 | |
遠藤 大睴 | 2 | 東北研修会D1 | 〇 | ||
北関東 | 泉田 遼 | 3 | 2021年小学生倉敷王将3位 2023年中学選抜ベスト8 | 〇 | |
藤森 舜太 | 1 | 関東研修会C1 | 2023年小学生名人3位 | ||
西村 大輔 | 1 | ||||
東京 | 比嘉 盛仁 | 2 | 〇 | ||
信國 文紀 | 1 | ||||
亀井 健太 | 1 | 関東研修会C2 | |||
美濃島 紡 | 3 | 元奨 | 2022年中学王将3位 2022年中学名人3位 | ||
北信越 | 辻 大輔 | 2 | 東海研修会B2 | 〇 | |
田村 唯人 | 3 | ||||
東海 | 飯田 啓吾 | 1 | 東海研修会B2 | 2023年J:COM杯優勝 | |
小原 晃生 | 2 | 東海研修会B2 | |||
安本 興生 | 2 | 東海研修会A2 | |||
山中 惇史 | 2 | ||||
関西 | 田畑 優 | 2 | |||
山下 淳之介 | 1 | 関西研修会C1 | |||
木村 橙哉 | 3 | 2023年中学選抜3位 2023年中学王将3位 | |||
粂 聡一郎 | 3 | 元奨 関西研修会B1 | 2022年中学王将準優勝 | ||
山陰 | 矢間 輝 | 1 | 〇 | ||
山陽 | 吉武 航 | 2 | |||
白井 遥都 | 2 | 〇 | |||
四国 | 山下 雄万 | 3 | 関西研修会B1 | 2023年中学選抜ベスト8 | 〇 |
梅津 雄真 | 1 | ||||
北部九州 | 森 寛仁 | 2 | 九州研修会B1 | 2022年J:COM杯3位 | 〇 |
浅野 佑守 | 3 | 九州研修会C1 | |||
南部九州 | 嶋田 旬吾 | 2 | 九州研修会B2 | 2022年小学生名人優勝 2023年中学選抜4位 | |
吉川 拓斗 | 1 | 九州研修会C2 | |||
沖縄 | 本村 凛 | 3 |
2024年度中学選抜の代表者は6/16現在で判明している分だけ記載しています。
東海東京証券杯第49回中学生将棋名人戦 展望
上位32名の内、半分の16名が、研修会在籍者、もしくは奨励会経験者です。
基本研修会員は実力がありますが、特にB以上の9名と元奨1名含む10名は奨励会員と遜色なく、上位進出の可能性が高いです。
また研修会に所属していなくとも、中学名人戦と中学選抜の両方で代表になっている子や、昨年度の各中学生将棋大会で上位に入り実績ある選手、小学生の時から全国大会で活躍している選手も上位に入ってくるものかと思われます。
中学名人戦の決勝大会は、中学選抜の全国大会よりも狭き門で、よりレベルの高い代表者が集まった印象です。
ただ特別抜けている子もいないので、逆に言えば誰もが優勝できるチャンスがあるようにも思います。
また過去に実績なく、研修会に在籍しなくても、実力ある新鋭が出てくるのも本大会の楽しみの一つです。
中学生名人戦の決勝大会は7月14日(日)、名古屋市のKKRホテルで開催されます。
中学生の熱い戦いに期待しています。
以上、東海東京証券杯第49回中学生将棋名人戦決勝大会のプレビューでした。
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