第50回中学生名人戦は、7月19日(土)に名古屋市にて決勝大会が開催されます。
すでに全国14箇所にて地区予選会が開催されました。
本記事では各予選会を勝ち抜いた代表者とその実績をまとめました。
・第50回中学生名人戦各地区代表者とその実績

- 長男(大学2年)と次男(高校1年)を持つ親将(親将歴14年)
- 日本将棋連盟茨城常南支部役員 広報部長
- 千駄ヶ谷連盟道場初段、将棋ウォーズ二段
- 2022年11月から「こども将棋情報室」のサイトを運営
この記事はこども将棋情報室管理人のダイスが、実際目で確認した一次情報、ネット・SNS等で掲載された二次情報、人づてに聞いた三次情報を元にまとめました。
あくまで、個人がまとめたものですので、名前・学年・実績等情報に誤りがある可能性もあります。
参考程度に見ていただければ幸いです。
東海東京証券杯第50回中学生将棋名人戦
中学生将棋名人戦は、中学選抜選手権将棋大会、中学生将棋王将戦と並ぶ中学生3大将棋大会の一つです。
2023年の第48回大会までは、全国の予選会は行われず、7月に東京で開催されておりました。
2024年の第49回大会より東海東京証券株式会社様の特別協賛をいただき、また全国14箇所で予選会が開かれるようになりました。
その予選会を勝ち抜いた代表者が名古屋で決勝大会に参加する仕組みに変更されています。
過去の結果はこちら
また決勝戦の模様は日本将棋連盟のYOUTUBEチャンネルより解説付きで観戦することもできます。

決勝戦を動画視聴できるのもいいですね。
東海東京証券杯第50回中学生将棋名人戦 代表者一覧
東海東京証券杯第50回中学生将棋名人戦の代表者と主な実績をまとめました。
主な実績は、過去の中学主要大会のベスト8以上、J:COM杯ベスト4以上、小学生名人戦・小学生倉敷王将戦(高学年の部)のベスト4以上を掲載しています。
予選地区 | 代表者 | 学年 | 元奨 研修会 | 主な実績 | 2025年 中学選抜代表 |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | 松本 和樹 | 3 | 元奨 | 2022年小学生名人戦 3位 2022年小学生倉敷王将戦 優勝 | 〇 |
北東北 | 佐々木 遥斗 | 3 | 東北研修会E1 | 〇 | |
猪股 莉怜宙 | 3 | 〇 | |||
南東北 | 髙橋 遥輝 | 3 | 元奨 | 〇 | |
黒沼 亮人 | 3 | 元奨 | 〇 | ||
北関東 | 西村 大輔 | 2 | |||
田井 智迪 | 2 | 関東研修会B2 | |||
宮原 会時 | 2 | ||||
東京 | 菅谷 武琉 | 2 | 元奨 | 2021年小学生倉敷王将戦 準優勝 | |
村上 颯太 | 2 | 関東研修会C2 | |||
稲葉 悠人 | 3 | ||||
春李 優多 | 3 | 関東研修会B1 | 〇 | ||
北信越 | 萩原 和希 | 1 | |||
土田 悠真 | 1 | 関東研修会B1 | 2025年小学生名人戦 優勝 | 〇 | |
東海 | 加藤 隼 | 2 | 東海研修会B2 | ||
安本 興生 | 3 | ||||
清水 太陽 | 3 | 〇 | |||
田中 壮瑛 | 2 | 東海研修会C1 | |||
関西 | 大井 理史 | 1 | |||
松浦 良祐 | 1 | 関西研修会B1 | 2024年小学生名人戦 3位 | ||
山本 遼介 | 2 | 関西研修会B2 | |||
山本 一慶 | |||||
山陰 | 矢間 輝 | 2 | 〇 | ||
山陽 | 白井 遥都 | 3 | 2024年中学生名人戦 ベスト8 2024年中学王将戦 準優勝 2024年J:COM杯 3位 | ||
高牟礼 楓 | 1 | 2025年小学生名人戦 準優勝 | 〇 | ||
四国 | 石川 喜大 | 1 | |||
堀井 創平 | 1 | ||||
北部九州 | 玉井 祐成 | 2 | |||
内木 峰太郎 | 1 | 九州研修会B1 | 〇 | ||
南部九州 | 嶋田 旬吾 | 3 | 九州研修会A2 | 2022年小学生名人戦 優勝 2023年中学選抜 4位 | |
上野 司馬 | 1 | ||||
沖縄 | 田中 陽悠 | 1 |
東海東京証券杯第50回中学生将棋名人戦 展望
決勝大会参加者32名の内、15名が研修会在籍者、奨励会経験者です。
また上記記載はしていないですが、元研修会A2、B1在籍経験者もいます。
基本研修会員は力がありますが、特にB以上の11 名(過去在籍含む)と元奨の4名の15名は上位進出の可能性が高いです。
また研修会に所属していなくとも、中学名人戦と中学選抜の両方で代表になっている選手や、過去の各中学生将棋大会で上位に入り実績ある選手、小学生の時から全国大会で活躍している選手も上位に入ってくるものかと思われます。
ざっと各地区の代表者を見渡すと、決勝大会に相応しい実力者が揃いました。
決勝大会では予選リーグを抜けるだけでも大変です。
ただし、特別抜けている選手がいるわけではないので、逆に言えば、誰しもが優勝できるチャンスがあるようにも思います。
また、昨年大会もそうでしたが、過去に全国大会の経験なくとも、中学生になってからぐんと強くなって活躍した選手もいます。
今回初代表の選手も何人かいますが、地区大会を勝ち抜いた自分の力を信じて、悔いのない将棋を指してほしいと思います。
中学生名人戦の決勝大会は7月19日(土)、名古屋市のホテルメルパルク名古屋で開催されます。
中学生の熱い戦いを期待しています。
以上、東海東京証券杯第50回中学生将棋名人戦決勝大会のプレビューでした。
去年のプレビュー記事もあります。
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