2022年12月17日に開催された第18回U-18将棋スタジアムの中学生チャンピオンクラスに次男君が参加しましたので、その模様をお伝えします。
U-18将棋スタジアムに参加したのは初めてでした。
午前の部の様子を書いています。
U-18将棋スタジアムとは?
日本将棋連盟後援の将棋大会
U-18将棋スタジアムは日本将棋連盟後援の将棋大会で、公益財団法人スポーツ文化事業団 東京武道館が主催されています。
将棋連盟は他の大会でも後援はされていますが、この大会は将棋連盟も重きを置いていることが下記の事由でわかります。
募集人数は合計410人でした。
関東では、テーブルマークこども大会に次ぐ規模の将棋大会です。
大会概要
U-18将棋大会の概要は下記の通りです。
第18回U-18将棋スタジアム(東京都足立区)
開催日時 | 2022年12月17日(土) 9:15受付/10:00開会/16:00終了(予定) |
対象・カテゴリー | 小学生・中学生・高校生(18歳以下) |
参加枠 | ・中・高校生の部 対象:中学生・高校生 チャンピオンクラス(有段者) 64名 チャレンジャークラス(1~6級) 48名 ビギナークラス(7級~初心者) 48名 ・小学生の部 対象:小学生 チャンピオンクラス(有段者) 64名 チャレンジャークラス(1~6級) 64名 ビギナークラス(7級~初心者) 64名 ・指導対局 40名 ・初心者教室 18名 |
参加費 | 500円 |
申し込み方法 | passmarketにて事前申込 申込期間 令和4年11月13日(日)~11月30日(水) 11/13 10時より受付 ※申込み詳細は後日お知らせ |
詳細URL | 第18回U-18将棋スタジアム参加者募集要項|イベント|日本将棋連盟 (shogi.or.jp) |
タイムスケジュール
当日のタイムスケジュールは下記の通り進行されました。
内容 | 時間 |
---|---|
開場・受付 | 9:15~10:00 |
開会式 | 10:00~10:20 |
将棋大会(予選) | 10:20~12:00 |
初心者教室 | 10:20~12:00 |
指導対局① | 10:20~12:00 |
昼休憩 | 12:00~13:00 |
将棋大会(決勝トーナメント) | 13:00~ |
指導対局② | 13:00~14:00 |
指導対局③ | 14:15~15:15 |
表彰式・閉会式 | 各クラス大会終了後 |
将棋大会の予選で敗退しても抽選で当たればプロの指導対局が受けられます。
U-18将棋スタジアム
会場入りから受付まで
U-18将棋スタジアムの開催場所は、東京都足立区にある東京武道館です。
東京武道館は地下鉄メトロ千代田線綾瀬駅から徒歩5分の場所にあります。
綾瀬駅からはほぼ一本道なので、迷いなく行けますよ。
私達はつくばエクスプレスを利用したので、青井駅で下車し徒歩(15分)で東京武道館に行きました。
お昼は出ないので、途中のコンビニで調達します。
会場入りしたのは、9時30分頃。
東京武道館はオシャレな外観ですね。
会場は土足厳禁です。
入口で持参したスリッパに履き替えます。
会場入りし、受付前にまずは席の確保です。
保護者は対局場には入れず、周りの観覧席で観戦します。
私は地元将棋教室の親将さん達と席を確保しました。
観覧席はかなりの数があるので、席は十分に余るほどでした。
席を確保した後に次男君は受付を済ませました。
今回のU-18将棋スタジアムは、受付順に対局席が割り当てられてました。
よって、友達同士で並んで受付すると同じグループに入り、当たることになります。
受付する際は友達と同時に行わず、個別ですることをおススメします。
開会式
10時になり、開会式が始まります。
榎本理事長(公益財団法人東京都スポーツ文化事業団)と鈴木大介常務理事(公益社団法人日本将棋連盟)の挨拶と参加棋士12名の紹介がありました。
- 鈴木大介九段(常務理事)
- 田中寅彦九段
- 塚田泰明九段
- 屋敷伸之九段
- 中川大輔八段
- 野月浩貴八段
- 石川陽生七段
- 川上猛七段
- 佐藤和俊七段
- 伊藤明日香女流初段
- 武富礼衣女流初段
- 小高佐季子女流初段
これだけ多くの棋士が参加する大会はなかなかありません。
テーブルマークこども大会よりも多くの棋士が参加されています。
いただきもの・配布物
U-18将棋スタジアムは、受付時に下記のものが配布されます。
- 大会パンフレット
- 対局カード
- 色紙(藤井聡太)
- チラシ4点(大会案内、将棋連盟オフィシャルショップなど)
- アンケート
- 懸賞問題
- TOKYO2020シール
大会パンフレットはきちんと作られています。
タイムスケジュールや対局ルールが書かれています。
お子さんの対局前に一読して、ルールを確認しておくことをおススメします。
いただいた色紙は藤井聡太竜王の「楽」でした。
対局カードです。
将棋大会中はこの対局カードに従って対局を行います。
将棋大会予選
10:20分になり、鈴木大介常務理事の合図で将棋大会の予選が始まりました。
小学生の部と中高生の部がそれぞれ3カテゴリーあり、まずは予選突破を目指しての対局です。
U-18将棋スタジアムは、参加カテゴリーによってルールが少し異なります。
<中・高生の部 大会ルール>
- 予選は2勝通過2敗失格
- 予選通過者抽選後、午後から決勝トーナメント
- 持ち時間は対局時計を使用し、予選・決勝トーナメント共初手から一手30秒
<小学生の部 大会ルール>
- チャンピオンクラス
- 予選は3対局2勝通過。予選通過者抽選後、午後から決勝トーナメント。
- 持ち時間は対局時計を使用し、予選・決勝トーナメント共初手から30秒。
- チャンレンジャークラス
- 予選は3対局2勝通過。予選通過者抽選後、午後から決勝トーナメント。
- 予選は対局時計を使用せず、対局開始後15分を目安に一手30秒の秒読み。
- 決勝トーナメントは対局時計を使用し、初手から一手30秒。
- ビギナークラス
- 予選は3対局2勝通過。予選通過者抽選後、午後から決勝トーナメント。
- 予選・決勝とも対局時計は使用せず、対局開始後15分を目安に一手30秒の秒読み。
チャンピオンクラスは初手から一手30秒のルールです。
短時間で正確な手が指せるかが鍵になります。
指導対局・初心者教室
午前の将棋大会と平行して、プロ棋士・女流棋士における指導対局と初心者教室も開催されました。
初心者教室は将棋のルールを学ぶいい機会ですね。
午前の指導対局には、20名前後の子ども達が参加していました。
指導をされるプロ棋士・女流棋士の方々
初心者教室も10名前後の子ども達が参加し、別室で開催されていました。
次男君の結果
中・高生のチャンピオンクラスに参加した次男君。
予選の結果は、●〇●と1勝2敗で予選敗退となりました。
3局目は過去に千駄ヶ谷の連盟道場でよく対局していた1学年上の中学2年生君。
相手の積極的な攻めに駒得したものの、その後の受けが難しくそのまま押し切られて敗退となってしまいました。
午後は指導対局を受ける手もあったのですが、別用事もあったので本大会は午後一で会場を後にしました。
午後の様子も書きたかったのですが、今回の大会記事は午前中の様子のみとさせていただきます。
大会結果
U-18将棋スタジアムの結果は、将棋連盟の公式HPに速報が掲載されています。(詳細はこちら)
中・高生の部 | 優勝 | 優勝 | 準優勝 | 準優勝 |
---|---|---|---|---|
チャンピオンクラス | 滝上 昊生 (埼玉・中1) | 福田 旭 (東京・高2) | 河野 隼司 (千葉・中2) | 宮堂 孔暉 (岐阜・高2) |
チャレンジャークラス | 加藤 彰真 (東京・中3) | ー | 平山 勇進 (東京・中2) | ー |
ビギナークラス | 末広 悠良 (東京・中2) | ー | 池田 宏惺 (埼玉・中1) | ― |
小学生の部 | 優勝 | 優勝 | 準優勝 | 準優勝 |
---|---|---|---|---|
チャンピオンクラス | 石山清太郎 (東京・6年) | 野村 広葵 (東京・5年) | 清水 太陽 (愛知・6年) | 清水 雷 (東京・4年) |
チャレンジャークラス | 髙橋 良晴 (埼玉・6年) | 栗本 進也 (東京・5年) | 小海 琥暖 (東京・6年) | 千葉 一穂 (千葉・6年) |
ビギナークラス | 井上 新太 (東京・2年) | 平塚 悠太 (栃木・3年) | 森山 泰地 (神奈川・1年) | 原 理仁 (東京・3年) |
上位入賞された方、おめでとうございます。
U-18将棋スタジアム感想
今回はU-18将棋スタジアムの模様を記事にしました。
午前の部の様子しか見れませんでしたが、最後のまとめとして下記に本大会の良かった点と今一つだった点を記載します。
良かった点 | 今一つだった点 |
---|---|
・上位に入ると将棋連盟のHPに名前が掲載される ・参加費が500円と安い ・保護者の観戦スペースに余裕がある ・大会、指導対局、将棋教室と充実している ・多くのプロ棋士に会える | ・将棋連盟協賛で規模の大きい大会・予選は受付順で対戦相手が決まる ・対戦表の掲示がないので、誰が参加している、また誰が勝ち上がっているのかがわからない。 ・中高生の部は、負ければ最悪2局で終わってしまう(小学生は3局) | ・対局場と観戦場所が離れており、将棋の観戦ができない、どちらが勝ったかわかりづらい
大きな大会なので、対局場の中に入れないのは仕方ないですね。
圧倒的に良かった点が多かったです。
小学生の将棋大会は充実していますが、中学生になると将棋大会は減ります。
その中で中学、高校生が参加できるU-18将棋大会は貴重な将棋大会です。
小学生の部に関しては、同日別の場所でも大会が開かれていたので分散した感はありましたが、それでも予選から強豪同士が当たるなど白熱した対局が繰り広げられていました。
東京武道館は観戦用の座席スペースにも余裕があり、保護者の方も安心して参加することができます。
大会以外でも、プロによる指導対局、初心者教室も開かれており、将棋を初めてする子から有段者まで多くの子ども達が参加できる将棋イベントでした。
初心者のお子さんでも気軽に参加できるのがいいですね。
残念ながら次男君が予選で敗退して3局で終わってしまいましたが、同世代の親将さんに久しぶりに会うこともでき、私個人としては楽しく観戦することができました。
またブログ仲間の親将さん(息子さん二人がビギナークラスに参加)とも初めて会話することができ、また新たな出会いが生まれたことを嬉しく思っています。
最後に、本大会を主催いただいた公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京武道館の関係者の皆様、日本将棋連盟の皆様、教育委員会の皆様、その他本大会の運営に関わられた皆様、このような将棋イベントを開催いただき、ありがとうございました。また来年も参加することを楽しみにしています。
また当日お会いした全ての親将さんもありがとうございました。
地元将棋教室の仲間(ISさん、Nさん、ITさん、INさん)、他県将棋教室の仲間(Mさん、Fさん、Tさん、Yさん)、同世代のライバル(Kさん、Nさん、Hさん)、ブログ仲間(Kさん)、なかなか長い時間お話はできませんでしたが、楽しかったです。引き続きよろしくお願い致します。
次男君が敗退した時にライバルの親将さん達が温かく声をかけてくれて、嬉しかったです。
では、U-18将棋スタジアムの記事はこの辺で。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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