朝日アマ名人戦茨城県大会に次男君が参加しましたので、その模様を記事にします。
朝日アマ名人戦茨城県大会概要
朝日アマ将棋名人戦は、朝日新聞社主催のアマチュア大会です。
全国大会に参加される32人を決めるため、各地で予選会が行われます。
茨城県大会は次の北関東ブロック大会に進む2名を決める大会で、桜川市羽黒農村環境改善センターにて11/6 (日)に開催されました。
朝日アマ名人戦茨城県大会の概要は下記の通りです。
開催日時 | 2022年11月6 日(日) 9:00受付/9:40開会 |
対象・カテゴリー | 一般(茨城県内在住者のみ参加可) |
参加費 | 1500円(茨城県西支部会員1000円) |
申し込み方法 | 当日受付 |
詳細URL | 朝日アマ名人戦茨城県大会のお知らせ | 日本将棋連盟茨城県支部連合会 (fc2.com) |
誰でも参加は可能ですが、二~三段以上が目安かと思います。
初段の私は「観る将」に専念しました。
大会の様子
受付~開会式
本大会の会場は、桜川市の羽黒農村環境改善センターです。
つくば山のふもとにあり、のどかな風景で都会の喧騒から離れ、静かな町です。
羽黒農村環境改善センターの周辺は自然豊かで癒されます。
受付は9:00より開始されました。
事前申込ではなく、当日受付です。渡された用紙に住所・名前・電話番号を記入して提出します。
そのまま一回戦の相手を決める抽選も行われました。
9:40より開会式です。
開会式では、下記の流れで茨城県将棋連合会の役員の皆様のご挨拶とルール説明が行われました。
- 市野塚県西支部長ご挨拶
- 美馬常南支部長ルール説明
- 斎藤県南支部長ご挨拶
- 矢代県北支部長ご挨拶
本体会のルールは、持ち時間20分/切れたら1手30秒です。
スイス式5回戦ですが、優勝決定戦では追加で1対局が行われます。
本日の参加者は51名でした。(内訳は下記の通り)
- 一般:41名
- 高校生:2名
- 中学生:4名
- 小学生:4名
小学生4名もこのレベルの高い大会に果敢にチャレンジされていました。
対局(午前中)
10時より対局開始です。
北関東ブロックへの茨城県代表二つの枠をかけて真剣勝負が繰り広げられました。
次男君は午前中の2対局を終え、1勝1敗。
二局目の敗局は歴戦の強豪に完敗だったとのこと。
初めて見た形だったようで、序盤の駒組に難ありでした。
いい勉強になったようです。
昼食休憩
昼食休憩は、12時半まで。
次男君の2局目が11時半に終わったので、1時間の余裕がありました。
昼食は会場内では禁止なので、私達は車の中で食事をしました。
ロビーや車の中で食を取っている方が多かったようです。
対局(午後)
12時半より三局目に入ります。
この辺りから上位対局には自然とギャラリーが増えていきます。
4局目を終えて、4連勝が3名残りました。
この辺りで優勝候補が絞られてきます。
5局目は4勝同士、4勝と3勝の対決が、少し席を離して棋譜を取りながら行われました。
席を離すことによって、対局者が集中できる環境を作っています。
5局目が終わり、5連勝者が2名出ました。
お二人の県代表は決定ですが、最後にもう一つ優勝決定戦の6局目が行われます。
優勝決定戦のお二人は元奨励会員同士。
年齢も近いので、奨励会や子供時代に指していたかもしれません。
私も観戦していましたが、中盤の駆け引きと言い、最後の詰み筋と言いレベルの高い対局を見せていただきました。
本日は観る将専門だったので、大いに観戦を楽しむことができました。
次男君の成績は3勝2敗で勝ち越しでした。
最終局は横歩取りで相手青野流でしたが、中盤でミスをしてしまいそのまま寄せ切られてしまいました。
ただレベルの高い本大会で3勝2敗はまずまずの結果だと思います。
またしばらく本大会も出場させていただく予定ですので、また来年も楽しみにしたいと思います。
子供達の成績では、高校生君が4勝1敗で五位に入られました。
アマ強豪の方にも勝つことができ、ぐんぐん強くなっています。
先日、高校の県大会で優勝されたそうで、今後の活躍がますます楽しみです。
小学生の4人は勝ち越しはできませんでしたが、全員1勝以上して善戦しました。
子ども大会だけではなく、今日のようなレベルの高い一般大会にどんどん挑戦して腕をみがいてほしいと思います。
みんな頑張りましたね。
閉会式
4時過ぎに全対局を終え、閉会式に入ります。
1位から10位までの表彰式が行われました。
本日の結果は日本将棋連盟茨城県支部連合会のサイトに掲載されています。
(こちらをご覧ください)
朝日アマ名人戦茨城県大会あとがき
今回は朝日アマ名人戦茨城県大会の様子を記事にしました。
茨城県内のアマチュア強豪が勢ぞろいして、前回の新聞社杯決勝大会同様にレベルの高い大会でした。
県代表になられたお二人は、次の北関東ブロックでもぜひ勝ち抜いて全国大会に進んでほしいと思います。
本大会を主催した茨城県県西支部は月に一回の将棋大会を常時開催されており、運営・段取りが非常にスムーズでした。
大会に参加されている方の多くが県西支部主催の大会に何度も出場されており、みなさん安心して対局に臨まれているようにも感じました。
茨城県内の将棋大会は各支部がボランティアで運営されておりますが、どこの支部主催の大会でも主催者側が選手ファーストの運営を心掛けておられ、いつも気持ちよく参加できています。
また参加する方々も積極的に後片付けなどを手伝われる方が多く、主催者側と参加者側が一体となって、一つの将棋大会を作っていくようなそんな空気を感じています。
今回の朝日アマ名人戦茨城県大会も「観る将」としても、「親将」としても楽しませていただきました。
大会を作っていただいた主催者の方々に感謝しながら、この記事を終えたいと思います。
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