第45回全国中学生選抜将棋選手権大会プレビュー

第45回全国中学生選抜将棋選手権大会は、2024年4月から7月にかけて全国の都道府県にて代表選考会が行われました。
その選考会を勝ち抜いた都道府県代表者が8月2日から4日にかけて山形県天童市開催される全国大会に参加します。

第45回全国中学生選抜将棋選手権大会の出場者とその実績を簡単にまとめましたので、紹介させていただきます。

この記事でわかること

・第45回全国中学生選抜将棋選手権大会の出場者と主な実績

この記事はこども将棋情報室管理人のダイスが、実際目で確認した一次情報、ネット・SNS等で掲載された二次情報、人づてに聞いた三次情報を元にまとめました。
あくまで、個人がまとめたものですので、名前・学年・実績等情報に誤りがある可能性もあります。
参考程度に見ていただければ幸いです。

目次

全国中学生選抜将棋選手権大会

全国中学生選抜将棋選手権大会は、中学生将棋名人戦と中学生将棋王将戦と並ぶ中学生3大将棋大会の一つです。

本大会の特徴は、男子の部と女子の部で分かれており、全国の都道府県で予選会が開催され、男子の代表と女子の代表を選抜します。

第45回大会は、男子の代表は合計52名で、47都道府県から代表者1名がおりますが、例外として地元天童市から代表者1名、青森、山形、東京、大阪より各2名の代表者が選ばれています。

また女子の部は合計47名で、代表者が輩出されていない県もあれば、北海道、群馬、埼玉、東京、愛知、大阪、兵庫、佐賀、長崎、宮崎などは2名の代表者が選ばれています。

ダイス

女子の部は、普及のためにも各都道府県で最低1名の代表者は選びたいものですね。

昨年の第44回大会については、弊ブログでその模様を記事にしています。
興味ある方は下記リンクからどうぞ。

男子の部 代表者一覧

第45回中学生選抜将棋選手権大会(男子の部)の代表者と主な実績をまとめました。

主な実績は、過去の中学生・アマ主要大会、小学生名人戦・小学生倉敷王将戦(高学年の部)のベスト4以上を掲載しています。

男子の部 代表者・実績

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都道府県代表者学年実績
北海道渡辺 悠生2・2024年中学生名人戦 全国大会1勝
青森岩崎 太季2
福士 峻成1
岩手佐々木 勇英3・2024年アマ竜王戦 岩手県代表
宮城遠藤 大睴2・東北研修会C2
・2024年中学生名人戦 全国大会1勝
秋田山口 秀明3
山形海鋒 壮裕2
黒沼 亮人2・元奨
三浦 寛人3・東北研修会B1
・2024年中学生名人戦 全国大会4勝(3位)
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
・2023年中学生名人戦 ベスト16
・2022年中学選抜選手権大会 全国大会2勝 
福島遠藤 叶都1
茨城泉田 遼3・2024年中学生名人戦 全国大会6勝(優勝)
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会4勝(ベスト8)
・2021年全国小学生倉敷王将戦 3位
栃木大牟礼 結人3
群馬松村 宗悟2
埼玉堤 一歩3
千葉内園 七海2・関東研修会C1
・2023年中学生名人戦 ベスト16
東京小西 春輝3・関東研修会C1
渡部 悠斗1 ・関東研修会B2
神奈川比嘉 盛仁2・2024年中学生名人戦 全国大会2勝(ベスト16)
新潟小林 悠人2・東北研修会C2
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
富山日下 克紀3
石川辻 大輔2・東海研修会B2
・2024年中学生名人戦 全国大会1勝
・2023年中学生名人戦 ベスト16
福井本好 祐生3
山梨堀 悠吾1・関東研修会D2
長野高木 雄哉1
岐阜廣瀬 陽向3
静岡赤羽 優太3
愛知加藤 隼1・東海研修会C1
三重原 壮志3・2023年中学選抜選手権大会 全国大会1勝
滋賀川津 直大3
京都谷口 陽飛2
大阪岩田 新平1・関西研修会B1
高橋 松太郎2・関西研修会C2
兵庫大塚 統互3
奈良榊野 陸1・関西研修会B2
和歌山増田 椋3
鳥取矢間 輝1・2024年中学生名人戦 全国大会1勝
島根藤原 和也3
岡山福島 直理2
広島白井 遙都2・2024年中学生名人戦 全国大会3勝(ベスト8)
山口平石 響至3・2023年中学選抜選手権大会 全国大会3勝(ベスト16)
徳島早渕 光3・2023年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
香川山下 雄万3・関西研修会B1
・2024年中学生名人戦 全国大会3勝(ベスト8)
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会4勝(ベスト8)
・2022年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
愛媛宮本 弥吹2・2023年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
・2022年小学生名人戦 3位
高知刈谷 隆之介2
福岡森 寛仁2・九州研修会B1
・2024年中学生名人戦 全国大会2勝(ベスト16)
佐賀岡崎 忠俊2
長崎坂口 陽人3
熊本嶋田 旬吾2・九州研修会B2
・2024年中学生名人戦 全国大会2勝(ベスト16)
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会5勝(4位)
・2022年小学生名人戦 優勝
大分工藤 諒真3
宮崎 酒井 宥征3
鹿児島西 彩之介3・九州研修会C2
沖縄高橋 紡1

男子の部 展望

男子の部でまず注目されるのは、7月に名古屋で開催された東海東京証券杯中学生名人戦の全国大会に出場した11名。
中学名人戦のブロック予選、中学選抜の都道府県予選の両方で代表になっているのは力のある証拠です。

研修会に所属している選手は16名で、内6人が上記中学名人戦に出場していました。
研修会員の内訳は、B1が4名、B2が4名、C1が3名、C2以下が5名。
特にB1、B2の8名は奨励会員と同じくらいの棋力を持っているので、上位進出の可能性が高く注目です。

昨年の中学選抜に参加していた選手は9名で、また3年連続で出場している選手も2名おり、大会慣れしているのも大きいです。

ダイス

中学選抜は、開会式に皇族の彬子様も参列される大変格式の高い大会です。他の将棋大会とは雰囲気が異なりますので、慣れているのは大きいですね。

他に目を向けると、元奨、アマ竜王の県代表、小学生名人なども参加しています。
また過去に実績がなくても、中学生になるとメキメキ力をつけて全国大会で活躍する選手もいます。
新しいニューヒーローが本大会で生まれるかもしれません。

いずれにしても、中学選抜選手権は今年もレベルの高い争いになりそうです。

女子の部 代表者一覧

女子の部の参加者は47名です。
代表者の研修会のクラス、過去の小学生主要大会、中学生選抜の代表実績を下記で紹介します。

女子の部 代表・実績

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都道府県代表者学年実績
北海道石井 梨奈3 ・2023年中学選抜選手権大会 全国大会1勝
・2022年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
小西 波葵1
青森石田 桜彩3
宮城高橋 桜子1・東北研修会D1
・2023年全国小学生倉敷王将戦 全国大会1勝
秋田高橋 優衣香2
山形真壁 知花3
福島阿部 里乃3
茨城東海林 由乃2
栃木齊藤 芽生子 2
群馬武井 希光3
古市 灯3・2023年中学選抜選手権大会 全国大会1勝
埼玉石橋 瑠珠1
松澤 伊緒3・2023年中学選抜選手権大会 全国大会6勝(準優勝)
・2022年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
千葉府間 菜都萌1
東京岩田 弓芽3・関東研修会C2
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会4勝(ベスト8)
水野 ちさき1
富山砂原 乙心1
石川岡本 珠里3・2023年中学選抜選手権大会 全国大会1勝
福井北川 華愛1
山梨遠藤 舞衣2
長野船越 理英1
岐阜安田 結友2・2023年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
静岡岡安 智愛2
愛知片野田 陽南1・東海研修会E2
華房 永茉1・東海研修会C2
・2022年小学生名人戦 東日本大会1勝
三重中林 夕貴奈2・2023年中学選抜選手権大会 全国大会3勝(ベスト8)
京都村尾 礼3
大阪徳田 汐莉2・関西研修会F2
中井 智子2・2023年中学選抜選手権大会 全国大会3勝(ベスト8)
兵庫松谷 梨紗2
山本 佳奈3・関西研修会D1
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
奈良堀 月乃2・関西研修会D2
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
鳥取定本 麻歩3
岡山福島 優莉奈2
広島太田 理咲子1
徳島笠井 智沙子1
香川嶋村 一恵3・2022年中学選抜選手権大会 全国大会1勝
高知木下 紗希2
福岡河村 芽衣2・九州研修会F1
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会2勝
佐賀川添 瑞穂3
河野 真理子1・2023年全国小学生倉敷王将戦 全国大会1勝
長崎坂口 心音1
西尾 紗奈2・2023年中学選抜選手権大会 全国大会1勝
大分岩田 真奈3
宮崎内木場 千咲2・2022年全国小学生倉敷王将戦 全国大会1勝
竹 小梅3・九州研修会F1
・2023年中学選抜選手権大会 全国大会4勝(4位)
・2022年中学選抜選手権大会 全国大会3勝
沖縄高橋 憩3

女子の部 展望

女子の部は、昨年度の代表者が11名おり、その中の3名は3年連続の代表者です。
昨年代表者の内の5名はベスト8以上に進出しており、この5名は今年も勝ち上がってくると予想します。

小学生の主要大会で都道府県代表を経験した選手も4名おり、こちらも上位進出が期待できます。

あとは研修会所属。
内訳では、最上位のC2が2名、D1・D2が3名、E1以下が4名います。
特にC2の二人は男子と全く変わらないぐらいの力を持っています。

女子の部をまとめると、昨年大会でベスト8以上に入った5名に、小学生時に都道府県代表経験者4名の9名を中心とした争いになりそうです。

あとがき

本記事では、第45回全国中学生選抜将棋選手権に参加する代表者99名(男子の部:52名、女子の部:47名)を紹介しました。

参加者それぞれで大会の目標は、優勝、予選突破、1勝、楽しむなど異なるかと思います。
目標がどうであれ、全ての参加者が自分の実力をいかんなく発揮して悔いのない将棋をしてほしいですし、将棋だけでなくイベントや相部屋で過ごす3日間で、中学生ひと夏の良き思い出を作っていただければと願っています。

以上、第45回全国中学生選抜将棋選手権大会のプレビュー記事でした。
この記事が読者の皆様の参考になっていれば幸いです。

去年の大会の模様も記事にしています。
興味ある方は下記記事をどうぞ。


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