自己紹介にも書いていますが、長男が2011年に将棋を始めて以来、親将として長男・次男のサポートをかれこれ14年ほどやってきました。
二人共にプロを目指す奨励会には入らなかった(入れなった)のですが、公文杯小学生将棋名人戦、小学生倉敷王将戦、テーブルマークこども大会など各大会に出場し、これまでどのように将棋に取り組んで有段者までなっていったのか、「親将録」として初心者から有段者までの歩みを振り返ろうと思います。

- 長男(大学1年)と次男(中3)を持つ親将(親将歴13年)
- 日本将棋連盟茨城常南支部役員 広報部長
- 千駄ヶ谷連盟道場初段、将棋ウォーズ二段
- 2022年11月から「こども将棋情報室」のサイトを運営
将棋のルールを覚える

長男君が将棋を始めたきっかけは、私が将棋好きでネット上で対局をしていたことから、長男君が幼稚園年長の時にルールを教えました。
記憶が定かではないのですが、おそらく2011年の夏頃だったかと思います。
私の当時の棋力は上級者レベル。
新宿将棋センターでは二段で認定いただいたものの、千駄ヶ谷の連盟道場では4級。(認定時に3級に負けた)
今思うとたいして勉強もやっておらず、ネットで指しているだけでしたので、4級は妥当だったように思います。
将棋はルールを覚えるのが最初の難関です。
対局者と交互に一手一手を指し、相手の玉を取りにいく(正式には詰ましにいく)ところは簡単ですが、駒の動かし方や相手陣地に「成る」ということ、持ち駒を使うことなど、それなりに実戦で経験して慣れる必要があります。
長男君に将棋のルールを教える際、私はネット上の「ハム将棋」を使いました。
ハム将棋は、ハムとの対局(ハンデもつけられる)の他に駒の動かし方を覚える「トレーニング」もあり、一番最初にルールを覚えるのには最適なソフトです。
ネット上で簡単に使用できるので、下記リンクを貼っておきます。

ハム将棋は完全無料で登録などの手間もなく、すぐに手軽に使えます。
ハム将棋と平行して、盤を挟んで実践もやりました。
最初は、私の駒は玉一枚(裸玉)からスタート。
駒落ち対局で私に容易に勝てるようになると、10枚落ち⇒9枚落ち⇒8枚落ちとどんどんハンデが変わっていきます。
ハム将棋も同じような対局ができるので、全くの初心者はハム将棋で練習しても将棋のコツや楽しさがわかってくるのかなと思います。
少し慣れてくると、将棋超初心者の嫁さんと長男君の平手での対局です。
お互い初心者同士なので、いい勝負。というよりも長男君の方が分がよく、とにかく嫌にならないように気分よく勝たせるように工夫していきました。
将棋のルールを覚えると、次は戦法と詰将棋です。
戦法は棒銀、詰将棋は簡単な1~3手詰。
棒銀戦法とは?
山口女流三段のYOUTUBE動画がわかりやすいので、興味ある方は下記をご覧ください。
将棋のルールを覚えてから、棒銀と詰将棋がなんとなくできるようになるまで2ヶ月ぐらいでしょうか。
超初心者の嫁さんが相手にならず、私にも8枚落ちで勝てるようになりました。
ここまでくると将棋のルールはほぼマスターし、それなりに将棋が指せるようになります。
当時は「親将」という言葉はなかったですが、長男君が将棋を覚えたことで私は「親将」としてデビューしました。
2011年の夏のことです。
親将になったとは言え、当時は親将超初心者の私。
こども将棋界のことなど全くわかりません。
長男君のような初心者やこどもが将棋を指す場所はあるのか、そもそも将棋をする子供ってどれくらいいるのか、こども将棋大会はあるのかなど当時はわからないことばかりでした。
まずはこどもが将棋を指せる場所を探してみよう!
インターネットで検索して探してみることにしました。
(続く)
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