2011年夏、南守谷将棋センター/子供将棋教室に通い始めた長男君。
子供将棋教室には学年・棋力問わず様々な子供達が通っていました。

- 長男(大学1年)と次男(中3)を持つ親将(親将歴13年)
- 日本将棋連盟茨城常南支部役員 広報部長
- 千駄ヶ谷連盟道場初段、将棋ウォーズ二段
- 2022年11月から「こども将棋情報室」のサイトを運営
将棋教室の仲間達

南守谷将棋センターの子供将棋教室は11時~12時までの1時間でしたが、実質は13時頃までやっていたので、2時間近く将棋を指すことができました。
一回行くと5局程度将棋を指していたかと思います。
子供将棋教室は少ない時で5人程度、多い時には10人以上の子供達が将棋を指しに来ていました。
子供達の棋力は長男君のような初心者から有段者まで。
そのまま午後も残って道場で将棋を指し続ける有段者の子もいました。
一ヶ月ほど通うと子供将棋教室の子供達の棋力がある程度わかってきます。
この時の長男君の棋力はざっくり15級ぐらいでしょうか。
子供教室には長男君前後の子供達が5人ほどいたので、対局相手には困りません。
特に高学年のTa君、No君、Yo君とは毎回のように対局し、よく負かされていました。
3人共に10級以上で自分の形を持っていて強かったです。
長男君も強い子ども達と将棋を指すことで、いい勉強になっていたかと思います。
長男君がなかなか勝てない上記3人の高学年組が小学3年生のTu君に毎回のようにボコボコにやられていました。
Tu君は右四間飛車の使い手で、無邪気な笑顔でニコニコしながら、ガンガン攻めてくる。
自信に満ち溢れており、子供教室ではひと際目立つ、長男君が目標とすべき存在でした。
そのTu君に匹敵する小学2年生のNa君もたまに子供将棋教室に来ていました。
Na君は相手が振り飛車だと穴熊にがっちり囲う持久戦思考の棋風。
2年生で穴熊を指しこなすとは、驚きでした。
なんでもNa君は、本年度の全国小学生倉敷王将戦でTu君に勝ち、低学年の部で県代表になり倉敷の全国大会に出場したとのこと。
県代表として全国大会に出場するなんて、すごすぎます。
Na君の将棋もよく観戦したものでした。
ある時、小学4年生の二人組が子供教室に参加していました。
Si君とYa君は共に同学年のライバル同士で仲が良い。
なんと上記Tu君やNa君の低学年組がこの二人に簡単に負かされていました。
川嶋先生の話だと、2人は有段者で茨城県内の小学生ではトップクラスに入るとのことでした。
確かにSi君もYa君も将棋を指している時の姿勢が他の子と全然違います。
対局姿勢や対局後の感想戦もしっかりやっており、教室内では抜けている存在でした。
二人共に普通に道場で大人の方とも指していました。
大人の方に揉まれながら強くなってきたのだと思います。
長男君も一度Si君と二枚落ちで対局させてもらいましたが、有段者のSi君と15級程度の長男君では二枚落ちでも雲泥の差。きっちり負かされて、まるで指導対局の様でした。
上には上がいるもんだなぁと感心してばかりでしたが、長男君以外の子供達の対局を見るのも子供教室に行く楽しみになっていました。
小学1年生のライバル
南守谷将棋センター/子供将棋教室に通っている間に、ある親将さんから小学1年生のSh君の話を聞きました。
Sh君は1年生ながら詰将棋を得意とする居飛車党で、ローカルの子供大会でTu君やNa君に勝ったこともあるとのこと。
子供将棋教室では一目置かれているTu君や倉敷代表のNa君に勝ったことがあるなんてすごい一年生がいるものです。
そのSh君は冬頃に子供将棋教室に来場しました。
早速対局を見せてもらいましたが、乱戦を得意として終盤がめっぽう強い印象でした。
さすがに有段者のSi君には負かされていましたが、まだ一年生。
将来有望であることは間違いありません。
この時にShパパさんとも会話しましたが、Sh君は土曜日は北千住の子供教室に、日曜日は柏将棋センターの子供教室に通われ、その後柏将棋センターの道場でも指しているとのこと。
いや、強くなる子は将棋への取り組みも違いますね。
その後、数多くの大会にSh君と参加しました。
私が行けない時はShパパさんが長男君を将棋大会に連れて行ってくれたり、逆もまたしかり。
茨城県の主要子供大会ではSh君と長男君が当たることもしばしば。
才能豊かなSh君は常に長男君の上にいたので、長男君はなかなか勝てなかったですが、どんどん強くなって大会で活躍するSh君は我々を憧れの存在でした。
そのSh君ももう二十歳になりました。
先日ある将棋大会の会場でばったり会うことができ、5年以上ぶりに会話(15分程)したのですが、立派な青年になっていました。
Sh君が二年生の時に長男君と一緒に引率したことを思い出しながら、Sh君の成長を嬉しく思いました。
あとがき

左上Na君、右上Si君、左下Sh君、右下長男君
子供教室ではたくさんの子供達と将棋を指すことで、年長の長男君も年上の子供達と共に成長させていただきました。
当時年長だった長男君が現在19歳。
あの当時通っていた子供達はもうみんな立派な大人になっているかと思います。
そう思うと時の経つのは本当に早い。
当時からお世話になった親将さんも最近会うことも少なくなりました。
次回記事では、全く子供将棋界のことを知らなかった私にたくさんの事を教えてくれた複数の親将さんのことを書きたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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