ペア将棋に参加

茨城常南支部の例会で次男とペア将棋に参加しました。
個人的になかなかの思い出になったので、さくっとブログ記事にします。

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11/23 茨城常南支部例会

2023年11月23日に開催された茨城常南支部の例会は、鎌田美礼女流2級をお招きして、「鎌田美礼杯」と銘(な)を打ち、A級、B級、C級、D級の他に家族二人がチームを組んで交互に指すというペア将棋も開催されました。

このペア将棋は7月の例会でも試験的に開催されており、参加された方の話を聞けばとても盛り上がったとのこと。
我が家には次男というなかなか将棋が指せる者がいるので、彼に私と一緒にペア将棋に出場してもらいました。

ペア将棋は茨城常南支部の辻副支部長の考案で、ペアの双方が一手ずつ指すというルールに加えて、対局中に一回の「作戦タイム」を使えます。

この「作戦タイム」をいつ使うのか、戦型・作戦はどうするのかが勝負の鍵をにぎります。

どうもペア将棋は、組んだ相手との平均棋力になるというよりも、弱い方の棋力になるようです。
ということは、我がチームの棋力は私の初段レベル。
しかも次男は居飛車党で、私は四間飛車。

私も居飛車もやろうと思えばできるのですが、さすがに角換わりや横歩取り、ましては中飛車相手に居飛車はきつすぎる。
よって、次男に四間飛車をやってもらうことになりました。(次男は香落ちの時は四間飛車をやっているため)

行きの車内では、相手が居飛車ならこうする、振り飛車ならこうするという簡単な打ち合わせを行い、対局に備えました。

ペア将棋

今回のペア将棋は、全部で10組の家族が参加されました。
前回優勝のMさん親子、ひたちなかの強豪Iさん親子、次男のライバルR君親子、副支部長の息子さん兄弟、アマ強豪Kさん親子など、顔ぶれもなかなか豪華。
特に将棋を指すお子さんの親御さんが何人か参加されていたのは大会が盛り上がり嬉しかったですね。

対局ですが、持ち時間15分、切れたら30秒未満のルールで始まりました。

1回戦:〇
2回戦:〇
3回戦:×
4回戦:〇
5回戦:〇

と全部で4勝1敗。
相手は居飛車が4局、振り飛車が1局でしたが、全体的にうまく指すことができました。
(ほぼ次男の力だが)

途中私がわからない局面では「相談カード」を使用し、次男にアドバイスをもらいます。
私の中では彼は棋神のような存在なので、とても頼りになりました。

3回戦は優勝候補の親子さんで、序盤作戦勝ちにはなっていたのですが、徐々に差を詰められ、最後は私が1手詰めを見逃すという大失態で負けとなりました。

5回戦を終え、3回戦の親子さんも同じく4勝1敗。
5連勝ペアはおらず、プレーオフの6回戦を行うことになりました。

3回戦は、相手端玉銀冠の戦型でしたが、6回戦は居飛車穴熊。
こちらは相変わらずの四間飛車です。

6回戦はうまく指すことができ、最後は73に竜を配置し、端攻めを絡めてうまく詰ますことができました。
この詰み筋については、私は全く読んでおらず、香捨てから入るなかなか読みの入った手筋でした。

「えー、香ただで取られるやん!」と心の中で叫んでいましたが、後で聞くと次男はだいぶ前から読んで、狙っていたとのこと。私がこの詰み筋に気づいたのは香捨てから数手進んだ後でした。

と、プレーオフを制して優勝となりましたが、ほぼほぼ次男の力で優勝できたようなものです。

人生初の席上対局

本日の例会のメインイベントは、「ペア将棋優勝者が、鎌田女流2級親子とペア将棋で対局する」です。

会場前方にペア将棋用の対局場が用意されており、左側には棋譜読み上げと棋譜取りのスタッフさん、右側には大盤とM支部長の解説。

そして対局場の周りには観戦者の座席も用意されており、県を代表するアマトップクラスの方や全国大会常連の元将の方、大勢の子供達や親将さんにも見守られて対局をします。

しかも相手は鎌田女流2級とそのパパさん。鎌田女流2級の棋力は言うまでもないですが、パパさんもアマ五段以上の実力者。先日の大会では次男も負かされています。

席上対局は名誉なこととはいえ、大勢の人にご観戦いただいていること、相手が最強の鎌田親子とあって、私もなかなかのプレッシャーでした。
しかも席上対局のルールは、初手から30秒未満の持ち時間無し…。

対局前に「なかなかのプレッシャーやなぁ」と次男に言ったところ、「そう?」とのこと。
やはり過去に全国大会や社団戦などの場数を踏んできただけのことはありますね。
いつのまにか心も強くなっています。

で、いざ席上対局が始まりました。
一つ幸いだったのは、私達ぺアは観客席を背にしていたので、会場の様子が目に入らない。
これはプレッシャーを軽減させる意味でも少しラッキーでした。

内容はこちらは相変わらずの四間飛車に55歩位取りで対抗されました。
形を気にしない鎌田親子の絶妙な差し回しになんとか玉頭から食らいつく。

中盤以降は大乱戦となり、勝手に「勝てるかも」と思ったのが最後。
私の大悪手とその後の悪手が連発し、最後は大差がついて投了となりました。

敗れはしましたが、なかなかの将棋だったらしく、対局後は多くの方から「面白かった。見どころ満載だった」と褒めていただきました。

個人的には一方的に負けることはなく、見どころも作れたので満足でした。
まぁ、ほとんど次男のおかげで、いい将棋が作れたようなものですが。

感謝

とにかく席上対局は人生初の経験だったこと、鎌田女流2級を前にして将棋を指すことができ、とてもいい思い出になりました。
また長年二人三脚で将棋を取り組んできた息子と一緒にペア将棋ができたことも嬉しかったです。

このような舞台を用意いただいた茨城常南支部のスタッフの方々、また対局いただいた鎌田女流2級親子含む6組の方々に御礼を申しあげます。ありがとうございました。

他にも親将さんやアマ強豪の方々と談笑も楽しく、おかげで朝9時から夕方5時まであっという間の楽しい時間を過ごすことができました。
また今後も私も茨城常南支部の役員として、皆様に貢献できればと思っています。

今回はペア将棋のブログ記事でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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