2024年2月4日、日本将棋連盟千葉県支部連合会主催の公文杯第49回小学生将棋名人戦/千葉県大会が開催されました。
千葉県は支部連合会のホームページが充実しており、さらに本大会に関しては案内のチラシを作成の上、2ヶ月以上前から本大会を告知しており、関係者の意気込みがよく伝わってきます。
私はこども将棋情報を収集するにあたり、全国都道府県の各将棋サイトを拝見していますが、千葉県支部連合会の本大会に関する情報発信力は日本一ではないかと思っています。
今回その千葉県支部連合会が主催する千葉県大会がどのようなものなのか取材を申し入れたところ、ご快諾をいただきました。
千葉県支部連合会の皆様のご協力をいただき、千葉県大会の準備から閉会・後片付けまでの一日を追いましたので、記事にして報告させていただきます。
- 公文杯小学生将棋名人戦/千葉県大会の模様
- 長男(高3)と次男(中2)を持つ親将(親将歴12年)
- 日本将棋連盟茨城常南支部役員 広報部長
- 千駄ヶ谷連盟道場初段、将棋ウォーズ二段
- 2022年11月から「こども将棋情報室」のサイトを運営
本記事に使用されている写真は基本モザイク加工を施しておりますが、一部ご許可いただいたお子様や運営関係者は修正なしで掲載しております。
会場入りから準備まで(8:00~9:00)
道中~会場入りまで
2024年2月4日の大会当日、関東地方は小雨の降るあいにくの雨。
千葉県大会の会場は、千葉県中央区にある弁天小学校の体育館。
小学校の体育館を借りての将棋大会は珍しいですが、主催者の方に聞くと100人規模の将棋大会で予算内に借りられる場所はなかなかないとのこと。
小学生は会場内外に限らず走り回ったり、叫んだりする子も中にはいて、茨城県大会では施設側より苦情がきて出入り禁止になったこともあります。
千葉県大会は100人規模の参加者がいるので、施設を押さえるのも苦労されるように思います。
ただし、近年ずっと同じ会場で開催しているようで、スタッフの方々は慣れているようでした。
さて当日ですが、茨城県の自宅から電車を3本乗り継ぎ、会場最寄り駅の千葉駅に7時30分に到着しました。
感覚としては、以前海浜幕張で開催していたテーブルマークこども大会に行くようなイメージで、特に違和感なく千葉駅に到着しました。
会場のある弁天小学校は千葉駅から見て、真北の方角にあります。
県庁所在地である千葉駅は大きく、北西から南東に伸びている駅なのですが、その一番北西側(西千葉駅側)にある西改札を出て、北口から出ると弁天小学校に近いです。
北口を出てからは、弁天小学校の入口までわずか徒歩3分。
案内チラシにも地図が書いてあるので、迷いなく小学校まで行けました。
ターミナル駅から小学校がここまで近いとは、少し驚きです。
また会場の体育館も校門入ってすぐ右横にあるので、学校内で迷うこともありません。
校門には「公文杯第49回小学生将棋名人戦千葉県大会」の看板も出ていました。
千葉駅から徒歩3分はアクセスがいいですね。
このアクセスの良さは参加者にとってはありがたいです。
会場設営~受付準備
私は7時50分頃に会場入り。
すでにスタッフの方が会場設営の準備をされていました。
千葉県大会は事前申し込み制で、155人の申し込みがあったとのこと。
盤・駒は参加者の半分を用意しないといけません。
対局時計は代表決定クラスのみ使用します。
スタッフの方が対局時計の準備(設定など)を行います。
15分もすると対局場が仕上がってきました。
続いて受付の準備です。
参加者に配る参加賞や抽選番号、チラシの準備をしています。
チラシには、千葉県支部の教室案内や6/23に予定されている文部科学大臣杯小中学校将棋団体戦(同じ小・中学校3人の団体戦)がありました。
教室案内には将棋の普及を目指していますし、次の大会に向けてこの時点から告知しているのは、さすがです。
プロが作ったようなチラシで、内容も素晴らしいです。
また本日のイベントの指導対局、抽選会、また真田八段の将棋講座のチラシもありました。
このチラシには応募券も兼ねており、受付を終えた方々が抽選箱に入れるものになります。
このチラシは下部の応募券を切り離すものですが、参加者が切り離しをしやすいようにミシン目の加工も施されておりました。
スタッフの方が全て手作業でミシン目を入れたそうです。
より心地よく参加してほしいとの気配りがすごいです。
8時25分よりスタッフミーティングです。
運営責任者の西副幹事長を中心に、本日の進行や注意点などをスタッフ全員と共有されていました。
スタッフ全員が大会を成功させるために、一体となって動いているのがよくわかります。
このミーティング時で私も改めてご挨拶をさせていただきました。
千葉県支部連合会の皆さまに改めて取材を受け入れていただき、感謝しております。
体育館の中だったので、なかなか冷え込みましたが、スタッフの方からカイロをいただきました。
おかげで一日カイロの温もりとスタッフの方の暖かさを感じながら取材ができました。(ありがとうございます!)
スタッフミーティングの後は開場に備えて最後の確認です。
皆さん、役割に応じて綿密に打ち合わせを行っておりました。
参加者向けに会場内の地図まで作ってありました。
準備ができたので、いよいよ開場です。
予定では9時15分でしたが、すでに参加者が外で待機されていたため、予定より15分ほど早めて受付を開始しました。
入場から受付まで(9:00~10:00)
入場
9時より受付を開始しました。
ぞくぞくと参加者と親御さんが入ってきます。
本日は、代表決定、A、B、Cと4部門があり、それぞれ受付場所が異なります。
入場された参加者の方に案内係のスタッフが受付場所を案内していきます。
また西副幹事長も、マイク片手に全体を見渡しながら、参加者を受付場所に誘導されておりました。
受付
受付場所は、4つに分かれて行われます。
スタッフが4つの組に分かれて、受付対応をされていました。
応募券は対局席後方の箱に提出します。
提出場所にもスタッフが待機しており、丁寧に応対されていました。
受付を終えた保護者の方は待機場所を確保します。
椅子の数が限られているため、敷物を床に敷いて場所を確保されている方もいました。
少し運動会の光景に似ています。
早々に受付を終えた参加者の中にはじっと本を読みながら対局に備える子も何人かいました。
こうやって大会に臨む姿勢は見習いたいですね。
茨城県大会では受付後の待ち時間に練習将棋を始める子ども達が多かったです。
千葉県大会は棋書を読んでいる子が何人もいて驚きました。
受付が終わり、いよいよ開会式です。
開会式(10:00~10:20)
受付を終えて、本日の参加人数が確定しました。
当日欠席などで申し込み人数から少し減って141名になりました。
公文杯第49回小学生将棋名人戦 千葉県大会参加人数
- 参加人数:141名
- 代表決定クラス:22名
- Aクラス:16名
- Bクラス:29名
- Cクラス:74名
Cクラスは人数が多いため、青(38名)と赤(36名)に分かれて、スイス式5回戦を行いました。
おそらく第49回小学生将棋名人戦の都道府県大会の参加者数では千葉県大会が全国で一番になるかと思います。
特にC級参加者が74名と底辺の数を増やして、全体の底上げを行っている活動が素晴らしいと感じます。
千葉県各教室の先生方の普及活動や運営スタッフの事前案内の賜物かと思います。
10時より開会式が始まりました。
開会式の司会進行は西副幹事長が務めます。
大会の挨拶は千葉県支部連合会の丸谷会長から始まり、日本将棋連盟から来られた岡崎七段と及川七段も挨拶をされていました。
開会式の中でルール説明があり、その際にスマホの持ち込みについて注意がありました。
スマホを持っているお子さんは保護者に預けることになります。
一通りのルール説明を終え、いよいよ対局が始まります。
午前の部(10:20~12:00)
対局
10時20分より午前の部の対局が始まりました。
代表決定クラス、Aクラス、Bクラス、Cクラス(青・赤)の5クラスで一斉に対局が始まります。
保護者の方は対局場の中に入ることはできません。
会場後方もしくは右側の保護者スペースで各々過ごされています。
体育館の会場は冷え込んでいるので、ストーブ前で暖を取られる保護者の方も多かったです。
対局を終えると勝った方が手を挙げます。
各クラスに配置されたスタッフがすぐに駆け付けて、対局票に勝敗を記入します。
対局票は一度スタッフが回収して、受付に届けます。
受付スタッフが回収した対局票を使って次の手合いを決めていきます。
スタッフの方は分担しながら、実にテキパキと作業をこなしていきます。
全体を管理されているスタッフの統率力も見事で、各持ち場を確認しながらフォローされていました。
対局結果は、ホワイトボードに貼り出された対局表でわかります。
ホワイトボードの前は、対局結果を確認する保護者で常に人だかりができていました。
受付のスタッフは対局表を2枚作成しておりました。
1枚は受付管理用、2枚目はホワイトボードの掲示用です。
対局毎にホワイトボードの対局表を更新されていました。
対局毎にスタッフの方がタイムリーに対局表を更新されていました。
保護者にとっては対局結果がすぐにわかるのはありがたいですね。
指導対局
午前中は希望された保護者の方を対象に、岡崎七段、及川七段が指導対局を行いました。
午前中は対局で参加できない子供達の代わりに保護者を対象に指導対局会を行うのは斬新なアイデアだと思いました。
保護者の方もプロの指導を受けられ、いい体験・思い出になったのではないでしょうか。
私も指導対局を受けたいですね~。
代表決定クラス
代表決定クラスは、東日本大会に出場する県代表を決めるクラスです。
このクラスに参加している子供達は腕に自信を持つ猛者ばかり。一目将棋に臨む態度が違います。
代表決定クラスは、スイス式トーナメントで全勝者が一人になるまで対局を行います。
参加者が22名なので、4~5局を行います。
2局を終えて、2連勝者は5名に絞られました。
3局目は全勝者同士(1名は1勝1敗者と対局)で、一番前の席で対局が行われます。
激戦の3局目を終えて3連勝者が2名となり、4局目が決勝戦(スイス式の最終局全勝対決)となりました。
4局目は昼食休憩の後になります。
昼食・抽選会(12:00~12:40)
昼食
三局を終えた子ども達から昼食休憩に入ります。
昼食は対局席を一部開放し、昼食を取れるスペースにしていました。
子供達は保護者と一緒に各々の場所で昼食を取ります。
私は、千葉県支部連合会様よりお弁当をいただきました。
連合会の皆さん、ありがとうございました。(美味しくいただきました。)
昼食を終えた子ども達は練習将棋をやったり、中には親子で練習している光景も見られました。
お楽しみ抽選会
12時30分より、お楽しみ抽選会が始まりました。
当選者は、岡崎七段、及川七段が揮毫した色紙をプレゼントされます。
抽選会場はたくさんの子供達が集まり、大盛況でした。
昼食時に抽選会をやるのはいいですね。
指導対局やお楽しみ抽選会など、将棋大会以外のイベントも盛りだくさんでした。
午後の部(12:40~14:00)
対局
12時40分頃より午後の部が始まりました。
引き続き会場のあちこちで熱戦が繰り広げられます。
代表決定クラスからCクラスまで、子供達全員が真剣に最後まで将棋を指していました。
皆さんよく頑張りました。
指導対局・講座
13時頃になると全対局を終了した子供達が出始めます。
指導対局は午前に抽選を行い、当選した子供達は岡崎七段、及川七段より指導対局を受けることができます。
岡崎七段と及川七段は最大六面指しで指導を行っていただきました。
プロの指導対局は、対局後の感想戦で良かった点、悪かった点のアドバイスをいただきます。
棋力向上につながるので、機会があればぜひ受けてみることをおススメします。
また13時頃より真田八段より親御さん対象の将棋講座が開かれました。
多くの親御さんが参加されており、中には動画を撮っている方など熱心な親御さんもいらっしゃいました。
代表決定戦
千葉県代表をかけた代表決定クラスは、いよいよ最後の対局となりました。
他の対局と同じく12時40分より始まっています。
代表決定戦に進出したのは、鈴木那由大君(5年)と斉藤翔真君(5年)。
鈴木君は昨年度本大会でも2位に入っている実力者で、11月5日に開かれた木更津市文化将棋大会では、最上位クラスのA級で優勝しています。
公文杯に出場できる最後の5年生。代表にかける思いは人一番強いのではないでしょうか。
鈴木君は大会直前に利き腕の右手を骨折し、大会出場が危ぶまれていましたが、ギブスを巻いた右手をあきらめ、左手での対局に臨みました。
斉藤君は昨年度の千葉県代表で関東研修会B2の実力者です。
2023年全国小学生倉敷王将戦では、千葉県代表として全国大会に出場し、全国3位の実績も持っています。
代表決定戦の対局は序中盤で丁寧に時間を使っていた鈴木君がリードして終盤に入りました。
鈴木君が龍を作り角2枚も自駒にして攻め、斉藤君は金銀を王様の周りに打ち付けて必死で守る。
時計の方は、鈴木君が持ち時間を使い切って30秒将棋、斉藤君はまだ10分以上の時間を残していました。
30秒将棋の中、左手で指し続ける鈴木君。
苦しい中でも必死に粘る斉藤君。
15分後、大激戦の末斉藤君が勝利しました。
苦しい中でもとにかく粘り、細かい勝負手を連発した斉藤君の逆転劇は見事でした。
優勝した斉藤君は昨年に引き続きの千葉県代表です。
全国大会の経験も豊富ですし、なにより関東研修会B2の実力者です。
千葉県大会に参加した141名の中から選ばれた千葉県の代表者であることを胸にして、東日本大会の突破、そして全国優勝目指して頑張ってほしいと思います。
惜しくも代表決定戦で敗れた鈴木君。
本大会は利き腕の右手が使えない大きなハンデを背負う形となりました。
それでも代表決定戦まで勝ち進み、最終局の終盤は30秒将棋の中、慣れない左手で一手一手指し続けました。
対局後に悔し涙を流していましたが、逆境の中でも全力を尽くして勝負に挑んだ鈴木君。
私は胸を打たれ、目頭が熱くなりました。
13時40分には全対局が終了しました。
最終結果は下記の通りです。
※スイス式点数計算で2位以下の順位が決まるため、代表決定戦で負け=準優勝ではありません。
(参照:千葉の将棋情報(公文杯小学生将棋名人戦結果))
公文杯第49回小学生将棋名人戦 千葉県大会結果
- 代表決定クラス スイス式トーナメント4回戦
- 優勝・代表 斉藤翔真君(4戦全勝)
- 準優勝 中澤慧君、鈴木零君
- 他の3勝1敗者 鈴木那由大君、北川大樹君、堀田成君
- Aクラス スイス式トーナメント4回戦
- 優勝 林佑亮君(4戦全勝)
- 準優勝 岸真一郎君
- 三位 木村星七君
- 他の3勝1敗者 森山慧一君、稲垣悟資君
- Bクラス スイス式トーナメント5回戦
- 優勝 林佑泰君(5戦全勝)
- 準優勝 千明晴樹君
- 三位 杉本啓太君
- 他の4勝1敗者 藤浪陽生君、石川蒼一君、森脇陸斗君
- Cクラス赤 スイス式トーナメント5回戦
- 平倉和希君(5戦全勝)
- 準優勝 遠藤紘人君
- 三位 山城仁汰君、野口仁君
- 他の4勝1敗者 木下太陽君、大津杏桃さん、杉浦仁君
- Cクラス青 スイス式トーナメント5回戦(全勝者で優勝決定戦を実施)
- 優勝 森麻紘君(5戦全勝)
- 準優勝 金子響人君(5戦全勝)
- 三位 岡川陽向君
- 他の4勝1敗者 山本文太君、猪本悠悟君、渡辺陸仁君、鶴岡侑君
入賞できなかった子も最後までよく頑張りました。
表彰式~後片付け(14:00~15:30)
表彰式
14時より各クラスの表彰式が行われました。
全クラスの入賞者には丸谷会長より表彰状が手渡されます。
丸谷会長が最後のご挨拶で言われていましたが、入賞したお子さんは通っている学校に報告し、学校でも表彰してもらいたいですね。
最後に真田八段と入賞者での記念撮影を行い、本大会は閉会となりました。
本大会は14時25分に全イベントが終了しました。
後片付け
参加者・保護者が退出され、最後の後片付けに入ります。
会場の机、椅子、ストーブなどを次々と片付けていきます。
スタッフ全員の動きが早くて、あっという間に会場が綺麗になっていきました。
この時間でもまだ指導対局は続いていました。
岡崎七段には最後の最後まで丁寧に指導対局をいただきました。
最終全ての後片付けを終えて、全スタッフ揃って締めに入ります。
西副幹事長からスタッフの労いのお言葉や次回の大会連絡などが行われました。
(みなさんお疲れ様でした。)
初めから最後まで連合会のスタッフ皆さんがまとまっており、そこが本大会の運営力につながっているように思いました。
会場もすっかり綺麗になり、15時30分に会場を後にしました。
公文杯第49回小学生将棋名人戦(千葉県大会)あとがき
今回公文杯第49回小学生将棋名人戦(千葉県大会)を、会場の設営段階から後片付けまで主催者である千葉県支部連合会様の中に入らせていただき、取材させていただきました。
私も将棋大会の運営経験がありますが、千葉県支部連合会様が運営する本大会は細かい部分にまで行き届いており、一日取材してとても勉強になりました。
今回の運営でよかったと思えた点を下記上げてみました。
- 大会の告知力がすばらしくおそらく全国一。
- 案内チラシの作成やHP、SNSなどで定期的に発信をしていた。
- 結果、141名の参加者につながっている。
- スタッフ全員が持ち回りとやるべき事を理解されており、統率力と連携力が抜群だった。
- スタッフミーティングも開始時と終了時の2回実施し、共有事項を確認していた。
- 事前申し込み制を採用しており、参加人数に合わせた運営の準備を徹底していた。
- 受付時にスタッフを各所に配置し、入口から受付場所までをスムーズに案内していた。
- 受付場所が4か所あり、クラス毎に設置されていた。受付で長く待たされることもない。
- 対局以外のイベントも盛りだくさんで個別で担当スタッフ(イベント係)が運営していた。
- 指導対局やおたのしみ抽選会など。
- イベント案内のチラシも用意していた。
- 対局結果はスタッフが確認に行き、対局票を使用して対局管理をしていた。
- 全てのクラスに手合い係2名、対局場所に1名が配置されており、対局の進行がスムーズ。
- 対局の不正を避けるために、保護者は対局場外からの観戦、スマホは持ち込み禁止としていた。
- 大会の結果はその日に千葉県支部連合会のHPに掲載される。
千葉県大会は141名の参加者で将棋大会としては大きな規模になっていました。
にもかかわらず、9時受付開始の14時30分閉会は、無駄のないスムーズな進行の結果かと思われます。
本大会で西副幹事長と一緒に運営をまとめられていた吉田幹事長に聞くと、昔は大会運営に苦労する事も多かったが、幹事の皆さんの積極的な取り組みと様々な改善によって、今の形になっているとのことでした。
後々日本将棋連盟千葉県支部連合会のホームページを見ると、連合会の規約が公開されており、その第4条(目的)には下記のことが書かれていました。
本会は県内アマチュア将棋界の発展に寄与すること、こどもたちへの将棋の普及を重要目的とし、又、社会人としての教養の向上に努めることとする。
この第4条の「目的」の通り千葉県支部連合会のスタッフは、「こどもたちへの将棋の普及」に貢献すべく、公文杯小学生将棋名人戦千葉県大会の成功のために奔走されていたように思います。
一日運営側の中で取材させていただきましたが、スタッフ全員が同じ方向を向いて動いていたように感じましたし、皆さん大会運営を楽しみながら活動をされているようなアットホームな雰囲気も感じました。
このような連合会の雰囲気が大会自体の雰囲気につながり、大会参加者の人数につながったように感じます。
今回公文杯第49回小学生将棋名人戦千葉県大会を取材させていただきましたが、連合会の皆様一人一人には大変お世話になりました。
最後に今回千葉県大会を成功裏に導いた連合会の皆様の写真を紹介して、本記事を終えたいと思います。
千葉県支部連合会の皆様、一日大変お世話になり、ありがとうございました。
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