【裏話】第48回小学生将棋名人戦記事作成について

第48回公文杯小学生将棋名人戦の特集ページと個別のプレビュー記事を投稿して、各都道府県大会の概要や注目選手、結果を紹介してきました。

パパ将

大会の情報はどうやって取っているのですか?

先日大会でお会いした親御さんに大会情報の入手方法について質問を受けました。

基本的にはネットからの情報なのですが、一部親御さんからいただいた情報も交えて記事を書いています。

この記事では、第48回公文杯小学生将棋名人戦の記事を作成するにあたり、情報収集方法や課題になっている点などを述べていきたいと思います。

この記事を書いた人
話す2
ダイス
  • 長男(高2)と次男(中1)を持つ親将(親将歴11年)
  • 日本将棋連盟茨城常南支部会員
  • 千駄ヶ谷連盟道場初段、将棋ウォーズ二段
  • 2022年11月から「こども将棋情報室」のサイトを運営
目次

目的:公文杯小学生将棋名人戦記事について

ママ将

そもそも、なんで記事を書いているのですか。

この「こども将棋情報室」の目的は、将棋普及活動の一環としています。

小学生将棋名人戦の特集記事もその将棋普及活動の中の一部なのですが、目的は下記の通りです。

公文杯小学生将棋名人戦の記事の目的

  • 公文杯小学生将棋名人戦の認知と価値を上げるため
    • 小学生将棋の最高峰の大会
    • 多くの方々に興味を持ってもらう
  • ネット上に掲載されている情報を整理し、読者に届けるため

目的は大きく上記2つですが、下記で詳しく書いていきます。

目的①:認知と価値を上げるため

公文杯小学生将棋名人戦は、1年に1回の小学生将棋の最高峰の大会です。
全国ベスト4からは、テレビ公開対局となり、将棋を指す子供達の憧れの舞台があります。

ダイス

自分の将棋がテレビで放送されるなんて、夢のような舞台です。

今回で第48回目となる公文杯小学生将棋名人戦ですが、各都道府県で予選会が開催されており、将棋を指せる子供達であれば誰でも参加が可能です。

本サイトでは、その都道府県大会の情報(大会概要)を掲載し、大会の認知を広め、また注目選手や大会結果を掲載することで、より多くの親御さんや子供達に興味を持っていただけることを目的としています。

ダイス

注目選手の将棋内容はもちろん、将棋を指している時の姿勢も見ていただきたいです。

目的②:情報を整理し、読者に届けるため

小学生の将棋情報は、各県で公開されているサイト(連合会や個人ブログ)に掲載されていますが、全国の情報を体系的にまとめているサイトはなかなかありません。

全国の子供将棋の大会情報については、「首都圏の小学生が参加できる将棋大会まとめ」が有名です。

大会情報はあっても、全国の大会結果を調べるには各都道府県に多々ある将棋サイトを一つずつ調べるしか方法がありません。

本サイトでは、「公文杯小学生将棋名人戦」に特化した特集ページを作成し、全国の将棋サイトを一つずつ調べた情報を元に関連記事を追加掲載するという形にしています。

大会概要や注目選手などを含めた情報を公開して、より公文杯小学生将棋名人戦に興味・関心を持っていただくことを二つ目の目的としています。

今のところ参考になっているようで、目的は果たせているかなと感じています。(コメントいただいた方々、ありがとうございます)一部下記に紹介します。

特集ページについて

全国の都道府県大会の結果が一目で見れるように特集ページを作成しました。

特殊ページには、大会概要の参考となるURLを貼り付け、大会結果については随時更新しています。

ダイス

大会の情報集めは一筋縄にはいきませんでした。

大会概要について

大会概要の情報については、特集ページに参考URLを、都道府県大会開催記事に概要を記載しました。

基本、日本将棋連盟の「公文杯小学生将棋名人戦」の記事に大会概要が掲載されていますが、最低限の情報しか載っておらず、詳細は各都道府県の連合会が運営するサイトや個人サイトに載せているケースが多かったです。

しかしながら、都道府県によってはそもそも連合会のサイトがなかったり、個人でも将棋情報を出していない所もありました。
日本将棋連盟の掲載情報のみという都道府県もあります。

私のサイトでは、極力各都道府県のサイトを確認し、そこで掲載されている情報の一部を抜粋して、大会概要として記載させていただきました。
情報がない都道府県は日本将棋連盟のサイト情報を参考にしています。

ダイス

日本将棋連盟のサイト以外でも詳細が公開されているサイトがあるといいですね。これは都道府県によって大きな差がありました。

大会結果について

大会結果については、①自分が入手した一次情報、②各サイトで公開されている二次情報、③主催者や参加者からいただいた二次情報、④人づてに聞いた三次情報を元に掲載しています。

①「自分が入手した一次情報」は現場にて自分の目で確認していますので、一番確実です。

②各サイトで公開されている二次情報は、支部連合会のサイトであれば信頼性が高いので、その情報をそのまま掲載しています。

②個人で運営されているサイトについては、過去の掲載実績や結果を裏付ける内容(写真の掲載など)があれば問題ないと判断して、使用しています。
TwitterやFacebookに掲載されている情報も同じように扱っています。
都道府県によっては、支部連合会のサイトがなく、個人サイトに依存しているケールも多いので、過去の掲載実績も重視しています。

③は、各都道府県単位で運用されている将棋サイトがない場合や、将棋サイトはあっても大会結果を過去に出されていない場合は、直接主催者様に問い合わせをしたり、参加された親御さんに確認したりしました。
一部主催者様は、弊サイトの趣旨をご理解いただき、開示いただいた方もいらっしゃいました。
また、参加された親御さんから結果をいただいた都道府県もありました。
これらの情報も信頼できる判断して掲載させていただいております。

④については、情報元があやふやになるのですが、大会結果の写真があれば掲載するようにしています。

一部大会結果が空白になっている都道府県は、情報が収集できなかったところです。
情報サイトがなかったり、主催者側のポリシーもあるので、仕方ないですね。

本サイトの趣旨にご賛同いただき、大会結果の情報をご提供いただく方がいらっしゃれば、下記「お問い合わせ」、もしくはTwitterのDMからご連絡いただければ幸いです。
また、より良い将棋情報サイトにするために、ご意見なども承っています。

情報収集については、私個人で各サイトから得るだけでは限界があります。
今回でも多くの方から情報をご提供いただき、ある程度の結果を掲載することができました。

大会結果の情報をご提供いただきました全ての方々(主催者様、親御さん)に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

各都道府県大会のプレビュー記事について

今回、各都道府県大会のプレビュー記事を9回に分けて掲載しました。

すでに開催済みの宮城県、山形県を除く46大会の概要と注目選手を紹介しました。(東京は23区と多摩で2大会分)

大会概要は特集ページに記載した通りですが、プレビュー記事のメインは「注目選手」にしています。

実際「注目選手」に反響が大きかったように思います。

注目選手について

注目選手は、過去の実績や研修会の在籍クラスなど公知の情報を元にできる限り客観的に選定しています。

まず大会実績ですが、3大将棋大会(公文杯小学生将棋名人戦、全国倉敷王将戦、テーブルマークこども大会)の結果を集めました。
都道府県によっては、情報量が多いサイトがあり、過去の都道府県大会の順位が学年付きで掲載されている、中には写真でトーナメント表があるなど、今後の注目選手を選定する上でとても参考になりました。

苦労したのは、順位が掲載されていても学年がわからないでケースです。

全国大会出場者は、日本将棋連盟のHPや倉敷アルクのHPで学年がわかるのですが、都道府県大会で2位以下の場合、学年がわからない方がいました。
他のサイトで学年を調べたりもしましたが、それでもわからなかった場合は、注目選手から外しています。
(これで漏れてしまった方も多かったかもしれません。)

研修会上位なのに注目選手から外れた方も同様に学年がわからないという理由でした。
親御さんからいただいた情報もあって、関東研修会はある程度把握できたのですが、他の研修会在籍者は調べきれずでした。

茨城県大会の観戦取材

第48回公文杯小学生将棋名人戦/茨城県大会

都道府県大会の観戦取材は、地元茨城県で実施させていただきました。

今回は一県のみでしたが、もう2~3県は観戦取材をしてみたいです。(もちろん主催者様の許可をいただければの話です。)

茨城県大会は1月29日に開催されました。
主催者の日立支部様や茨城県支部連合会様、保護者の方々のご協力をいただき、大会の模様を記事にすることができました。

茨城県大会/事前準備

大会1週間ほど前に主催者である日立支部の支部長様に連絡を入れ、大会の取材の申し入れを行いました。

日立支部での小学生名人戦は、今回で5回目となります。
過去に次男君が実績があったのと、私自身支部長様と顔見知りでしたので、取材の承諾をいただくことができました。

また、大会当日は会場設営や指導対局の運営のお手伝いも申し入れ、協力させていただくことにしました。

茨城県大会/当日

茨城県大会の観戦記事には、写真をモザイクなしで掲載させていただきました。
こちらは開会式の中で、保護者の方々に写真をそのまま掲載させていただきたいこと、もし写真がNGの方は個別に教えていただきたい旨のご説明をさせていただきました。

開会式の中で、2点(大会の取材を行い記事にすること、写真を掲載すること)について説明する機会をいただいたこと、主催者の日立支部様には感謝申し上げます。

できるだけ多くの子供達の対局の姿を写真に納め、保護者の方や子供達に記事を楽しんでいただくことを心掛けました。
参加者全員の写真は掲載できなかったかもしれませんが、半数以上の写真は掲載できたように思います。

また、大会当日は多くの親御さんとも会話ができました。
次男君が最後の小学生名人戦に参加してすでに2年が経ちましたが、私や次男君に変わらず気さくに話かけていただける親御さんがいるのは嬉しい限りです。

茨城県大会/記事作成

取材メモや約150枚の写真を通して記事の作成です。
作業時間は、記事の執筆と写真編集含めてトータル15時間くらいでした。
11月に開催されたテーブルマーク関東大会の記事同様の熱量で書きました。

主役はもちろん参加される子供達です。
茨城県大会は全員参加の予選リーグから、代表選抜トーナメント戦、B級、C級と3つのカテゴリーに分かれて進行します。

代表選抜だけでなく、各カテゴリーで参加された子供達にスポットを当てて、写真を添えながら記事を書いていきました。
「将棋大会に出た」、「そこで活躍した」など子供達や親御さんにとって良き思い出になってもらえるような記事になっていれば嬉しいです。

また、本大会を裏で支えていただいた運営スタッフの方々の奮闘ぶりについても書かせていただきました。
将棋大会は、運営にたずさわるボランティアスタッフの方々がいなければ成り立ちません。
この記事を見て、少しでもボランティアとして運営にご協力いただける方が出てくれるといいですね。

茨城県大会記事/課題

写真は対局者の邪魔にならないように撮影しましたが、私の腕が悪く、ボケていたり暗かったりで使用できないものも多々ありました。こちらはトライ&エラーで改善を繰り返しながら、腕前を上げていくしかありません。

また、会場やお昼休憩の様子など記事にしたかった写真を何枚か撮り忘れていました。
時折対局の観戦に熱中してしまうこともあるので、取材者としてはまだまだ課題ばかりです。

いい記事を書くには、事前準備が大切で、何を書きたいか、そのために必要な情報や写真は何かを整理しておかないといけないですね。

今後について

引き続き、都道府県大会の結果を確認し、掲載していきます。
また、西日本大会と東日本大会のプレビュー記事も時間があれば書きたいと思います。

2023年度は、全国小学生倉敷王将戦の都道府県大会も4月から開催されます。
大会概要が発表されれば、こちらの記事も作成していきたいと思います。

またテーブルマークの結果や、イオンモールこども王決定戦もネット上で公開されるので、そちらの情報も掲載する予定です。

引き続き読者様に役立つ、参考になる情報をお届けできるように日々精進して参りますので、よろしくお願い致します。

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